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卵の殻で♪・・湘南まるめろ保育園

1歳前後の子どもたちは、引出しを空けて物を出したり、物を投げてみたり叩いてみたり。身体的な発達に合わせ行動範囲が広がり、見るもの・触れてみる物に興味が湧き「これはどんな物だろう?」と探索行動を始めます。大人からみるとイタズラにも思えるこれらの行動ですが、これは小さな子どもたちにとっては、成長に欠かすことのできない行動の一つでもあります。

大人にとっては「ちょっと困ったな」となることも多いのではないでしょうか。大人にとって困ったなと思う行動も、興味が変わるといつのまにかやらなくなったり。また、何かに熱中してやり切った後、思い返してみると今までできなかったことが出来るようになっている!なんてことも。子どもの『発達』は興味深いものです。

保育園でも子どもたちは、触ってみたり引き出してみたり、叩いてみたり。1人が始めると「面白そう!」とそれぞれが試したりしています。投げたり、振ったりが好きな子どもたちに「あぶないよ。やめようね」(と伝えることも大切ですが、それ)ばかりではなく、興味がある事で対象を少し替え思う存分やって楽しめることはないかと考えました。

今回、湘南まるめろ保育園の1歳児さんを担当している保育士が考えたのは、卵の殻叩きです。

段ボールの枠に、食紅で染めた卵の殻を入れ新聞紙のスティックで叩きます。「クシャッ グシャッ」という音がすると子どもたちは、目をキラキラさせながら夢中になって叩きます。手首や腕を使って、太鼓のように叩いている子もいました。普段戸外で遊んでぐっすり眠る子どもたちですが、指や腕をたっぷり使い集中した遊びをした日のお昼寝も子どもたちはぐっすりとよく眠ります。

日々の保育の中で、保育士たちは目の前にいる子どもたちの興味を捉え、これからどう育って欲しいか今の子どもたちの発達に何が必要か、子どもたちそれぞれの成長を描きながら保育を行っています。

追記:この砕いた卵の殻は、1歳児さんのクリスマスツリーの製作になりその後再び4歳児さんと一緒に割った卵の殻は、4歳児さんがスノードームづくりの製作で使いました♪